2012/04/13

おじさん達は天使なのです

昨年末に、個展の際には花を贈ってくれたり家の玄関に私の絵を飾ってくれていたおじさんが亡くなった。
その前の年にも、高校時代から芸術活動に触れさせてくれ進路ごと変えさせられた素敵なおじさんが亡くなった。どちらも地元から遠く活動する私を応援してくれていた。

で、おじさんが死んで。
ああ、私おじさんに楽しみに見てもらえる飾ってもらえるような作品づくりを作家であろうとすることを忘れかけていなかったか?
と、自問した。
答えはもちろんすぐ出てくるところにあった。
うん忘れかけてたよな。仕事は確かにしたいけど、いい絵を描いたの見てもらいたかったんだよな。
それで私は、2011年末からまたパネルや画板に向かった。
初めの気持ちで。

格闘して楽しんでうまく行ったりうまく行かなかったり実験してみたり評価がわからなかったり。
これがいいね。これがしたかったよね。
ありがとねー、しげきさん。
キリムのおとうさんもね。
作家でなきゃ。コルドバでだって「ラ・ピントーラ(画家)」って自己紹介したんだ私は。
作品を作って、作り続けていきたい。

私の人生には、数人の素晴らしいおじさんたちが天使のように取り巻いているのだな。笑うだろうな。「天使かー」っつって。仏教徒(禅の思想)よりだし。
まだまだ生きてる素晴らしいおじさん達も何人かいる。

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