2014/07/19

人生があらゆる格言を身をもって経験することの積み重ねだとする

人生があらゆる格言を身をもって経験することの積み重ねだとする。
あるいはあらゆる格言を身をもって経験した時にこそ「ああ、人生!」と思う。
ネガティブなものについては、先人と同じ轍を踏んだかと諦めがつけやすいという利点がある。戒めとしても仏教説話のように自己にはエピソードが残る。「うーわー時は金なりだあ」「これもまた遠い親戚より近くの他人てことか」なんていうように。
ポジティブないし中立的な諺については、実感したとたんこれは正しい経験だったのだと許しを貰ったかのような安心感に包まれる。そしてそれは推進力になる。
太古から個体は変われど体験されてきてしかも気付く人と気付かない人がいる。数文字にまとめられたスケールのでかさに脳天をがーんと打たれる。C'est La Vie.と言うにはもう少しポジティブ、まあ、だから「ああ、人生!」でいいと思う。ちなみに、googleでああ人生って入れるとああ人生に涙ありっていう水戸黄門の主題歌のことがたくさん出てくるから気を付けて。

で。
私が最近出くわしたのが「温故知新」。温故知新を体現するにはまず「知新」をトライしようとした結果だということを知った。「温故」は「ふるきをたずねて」。

単に四字熟語や格言として知っていたときより自己のエピソードを持ったその言葉は特別なものになり、特別なものが多いほど人生は豊かになる。だから四字熟語や故事成語や格言等を知っておくことを無駄だとは思わない、意味がまだ分からなくても。豊かになる種として。たぶんそういう意味もあって子供はたくさん本を読むと良いって言われるんだね。もちろん大きくなってからだって良い。種まきだから。遅いとかはない。

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秋に二つ展示を控えており、制作が楽しい毎日です。
角材やベニヤ板を買い込み、パネルをトンテンカンテン作ったり。思い通りの大きさの縦横比の規格がないから作るなりよ。

この2012年のモンゴルに行った頃「経験値をあげる期間」だった人生のターンが、今年は「発表する期間」になっているもよう。どちもその1月年始には思いもよらなかったことだ。予想外だよ人生は。最高だ。

That's Life? This Is The Life.