2016/03/23

言うことのないままここまできたものもあるだろう

母親が電話に出るときのような大人の女性の声があまり好きではなかった。

長らく野宮真貴が苦手だった理由は、本人と音楽と歌声を知るより先に読み始めたばかりの雑誌による「さー!オシャレ番長野宮真貴様ですよ!みんなの憧れだよね!」「あの野宮真貴様が言うんだから!」感が強すぎたからだ。
憧れるかどうかは俺に決めさせろ、と思った。
14,5歳という多感な時期にその出会い方は良くなかった。


嫌いではないよ。フォトジェニックだし。

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