かっこいい再生機器問題

学生時代から使っているコンポがいよいよ壊れ出した。
CD・MD・ラジオが聴けるはずだが、時分前にCDのトレイが開かなくなり、MDも吐き出し口が傾いたシャッターみたいになっておりつっかえつっかえ、AMはデジタルのくせに周波数を変えられなくなって、いよいよFMしか聞けない壊れかけのレディオである。


CDをPCで聴くのはいろいろ同時にPCにやらせすぎと思い、アーカイブしたもののそういえばあまり聴いていない。というか、音楽聴きたくてPC立ち上げちゃうと色々他のものまで目に入ってきちゃうのが嫌ではないか。そこの動線でデスクトップの何か目に入ってきちゃってもねえ。

MDでしか持っていない音源は、カセットテープでしか持っていない音源が聴けなくなったときよりは心理的ダメージが少ない。アルバム単位で録音してあったりとまだCDが買えるものが多いからだろう。その点、カセットテープ時代は一曲ずつ虫かごに入れていくかのように採集していってたよな。まあ、それは小学生・中学生という年齢の所為もあるのかもしれない。歌番組も多かったし、小学生心にぐっときたCMをテレビのスピーカーの横で録音していた世代だ。

場所のこと考えるとコンポじゃなくてラジカセでもいい気がしてきたので、「CDラジカセ」で画像検索したらもう「ダサい！」。「懐かしいけどダサい」「丸くてダサい」「実家ぽくてダサい」「パネルの文字からもうダサい」「一周回ってダサい」あらゆるダサいが並んでてお腹が痛い。大喜利か。ダサいの接頭語ボキャブラリーが増やせます。新しいやつほど実家で母親が踊りの練習にカセットテープ聴くのに使ってそうで胸が締めつけられる。なんなんだよ！切なくなるデザインって。いっそもっとずっと古いものになるとかっこいいんだけど、CDない頃のだから。
多機能になるほどダサい。ラジオ機能しかないラジオはかっこいい。アンプやスピーカーは外付けのレコードプレーヤーもかっこいい。そうかースピーカーは今あるものを使ってアンプだけ買い替えるべきかー。

たぶんみんな再生機器がダサいから買いたくなくて（買い替え含む）CD離れが進んだんじゃないかな。

そんなわけで今日も買い替えられない自分がダサい。