クローズ・ザ・行き先、あるいは要らない能力

触れた電化製品が次々に壊れていく友人がいた。

携帯電話・冷蔵庫・照明・乗っている電車。

そしてこの冬、私のいく先々の施設がことごとく閉まっていく。

まず図書館。一番近い図書館が建て替えで年単位での休館となった。

二番目に近い図書館には机がない。(信じられる？)調べ物をするのに一度借りて隣の“調査室”に行って、また返却に戻って、とせねばならずとても不便だ。

ならばと隣の区の図書館に行ってみることに。そこはなかなか良い。二階もあり、机もあり、蔵書も比べ物にならないくらい充実している。すると、二回目行ったら閉まっていた。

「改修工事の為四ヶ月間休館します」

嘘だろう？

現在は隣の区の別の図書館に行っているが、ここは大丈夫であってほしい。

次がプール。数年通っていた近所の温水プールが大規模な改修で秋から春までの冬季期間中閉館することになってしまった。

別の運動をしていたがどうにも鈍ってしまい、二番目に近い温水プールを調べて行ってみた。狭いが運動はできる。この冬はここ通うか。とか何故か上から目線で思っていたら、次に行こうとしたら閉まってた。

「設備点検の為二週間前休館します」

すごろくか。

プールは諦めて走ります。

考えてみれば、春になったら行き先が全部綺麗になってるということだ。

いいことだ。

まあ、未来ではなく今が大事なんだけどさ！(真顔)