日本の美術館にも夕方無料の制度があればいいのに。
スペインではソフィア王妃芸術センターが夕方19時から21時の閉館までの2時間は無料だったから二日通ったし、プラド美術館も18時から20時の閉館までの2時間は同じく無料だった。子連れの若い夫婦と学生ふうの人びとが多かったのが印象に残っている。
美術館が、お金のない学生や子供にも身近な場所になると思うんだけどな。
なんなら仕事帰りにも行ける。夕方から夜の文化がないとつくづく思う。
図書館もそうだよね。夜9時まではやるべき。せっかく文化的な興味を持った大人は結局箱(教室だとか)に入った習い事するしかなくなるんでは味がない。
無料時間ばかり人が来て入館料払わなくなるんじゃないか って事態を危惧するなら、それが芸術への需要と供給のリアルな姿じゃない?
つまり、「興味ある」から「観に行く」までの足枷が何だったかってことでしょ。
料金設定については映画もそう。娯楽とするなら消費者側からの適性価格は600〜800円。今の料金では高尚な趣味としかならない。
閑話休題。
頭が悪くても美しいことは分かる、っていう共通体験とか素晴らしいと思うけど。街として。入門くらいは広くとってくれれば。
そこらにいるじいさんばあさんおっさんおばちゃん皆が一度ならず何度も芸術に触れていて、美しいとか感覚を知っている。そんな人らがまた小さい子供を連れてくる。ゆっくりみたいから今度また朝から来ようね、とかドラマもあるでしょうよ。
金があればそりゃ観たい=興味があるけど高尚(金銭的錯覚にしても体感として)すぎる=身近じゃない
これが、芸術・美術を娯楽ぐらい身近にさせろとは言葉が過ぎますが、遠のける原因になっているのならもったいない。
で、
一つ断っておきますが、そうやってきっかけを得れば、普通の開館時間にも行くようになります。
あちらの閉館前2時間が無料なのは、やはりゆっくり見られる時間がないこと。(都内だと45分〜1時間前ぐらいの感覚でしょうか。)そして混んでいる。
だから、ゆったり観たいと次は普通の開館時間に朝から行ったりする。
なので、都内ぐらいは是非入門として、懐を広く、閉館1時間前無料を取り入れてはくれまいか。あ、もちろん21時まで開けて頂いて。
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