2015/11/02

口頭力少年

今月の驚いたこと。
(伊集院光風に始めます。)

個展を見に来てくれた同級生の息子さん小学二年生。食い入るように見る。座り込む。

「すごい。本当に水が光って見える。どうして?」

「本当にお皿の上に乗ってる。僕が描くと真っ直ぐ(おそらく「平面的に」)になっちゃうのに。へえーなんでだろう。」

何かしらの作品を見て思ったことを的確に言葉にするってなかなか大変なのね。私も人の絵を講評する仕事も少なからずしてきたけれど。それを彼はその場でするすると言うの。凄い子だなあと。感心するとか飛び越えて焦るくらい凄い子だなと。その子のお母さんは「そうなんや。ごめんね〜おかあさん(キミが)何言っとるかわからんわ〜」と言ってたけど、ちゃんと分かったよ。

最後は「ねえ、描きたくなっちゃったから早く帰ろう。」と言って帰って行った。
後で聞くにその日は帰宅後ずっと絵を描いてたらしい。

中田ヤスタカが「いい音楽を聴くと早く曲を作りたくなるから最後まで聴いていられずさっさと帰る」っていう話を思い出したよね。例として分かりやすいか知らんけど思い出したよね。

この話にまだまとめはない。
彼のインスピレーションになったかなんておこがましいし。
楽しんでもっと描きたいって思わせられたならやった甲斐があったし。
そういう話。

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